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私のアメリカ留学までの軌跡

私がアメリカに憧れるようになったのは、小学生の時に見たハイスクールミュージカルがきっかけでした。ハイスクールミュージカルのおかげで、アメリカの音楽やダンスの文化の虜になりました。アメリカに行きたいなと夢見るようになったのは、その後すぐのことでした。高校卒業後は、日本外国語専門学校に1年間通いました。日本外国語専門学校はアメリカに沢山の姉妹校があり、在学中に取得した単位を移籍することができ、アメリカ留学の一歩先を行くことができました。課題の量と言う点において、日本の大学はアメリカの大学に比べると少ないということで、日本外国語専門学校では、留学した先の大学生活に慣れるために先生方から毎日沢山の課題を出されました。専門学校時代の1年間は勉強に追われる毎日で大変でしたが、アメリカ留学へぐっと近くなった1年間でもあります。

         留学先を決めるのに時間を要する人もいますが、私の場合は本当のアメリカの文化を体験したかったので、中西部に留学をしようとすぐ決める事ができました。しかし、大学入学時に必要な英語の能力が足りなかったので、大学留学の前に大学の提携先でもある語学学校で、3か月間英語を勉強しました。語学学校では、英語を学ぶだけではなく、第2の故郷と思えるくらい現地に馴染むことができました。異国の地で生活をすることを理解してくれる素晴らしいホームステイにも出会うことができましたし、一生の友達と呼べる友人たちも世界各国にできました。今でも、語学学校時代の友達とは当時を振り返ってよく連絡を取り合っています。語学学校の3か月間では、他の文化への理解が深める事ができ、アメリカの大学生活への心の準備ができたと思います。

         大学はオクラホマ州にあるセントラルオクラホマ大学へ行き、マーケティング学を2年間学びました。大学を通して、現地のコミュニティーや、会社、そしてアメリカ人達との輪を広げられるきっかけが作れました。大学4年生時には、2年前に生徒としてお世話になった語学学校にインターンとして戻り、ソーシャルメディアでの宣伝活動やアメリカの子供に外国語を教えるキッズプログラムの手伝いをする経験を体験することができました。インターンシップのおかげで、大学で学んだ知識を活かすだけでなく、実際に働く経験を培うことができました。インターンシップを経験した後は、自分が将来どうなりたいかという具体的なキャリアゴールを考え始める良いスタートになり、それがきっかけで、大学卒業後は、OPTという留学生が大学卒業後に1年間自分の専攻の分野での職業経験が積めるプログラムを利用して、アメリカに残り働くことにしました。

         2017年にセントラルオクラホマ大学を卒業してすぐに、語学学校でマーケターとして働き始めました。語学学校の代表として、日本に出張に行き、アメリカ大使館が主催している留学イベントに出席したり、提携先の会社とのミーティングをしたりとマーケターとして本格的に始動し始めました。アメリカで学びたいと考えている生徒さん達に直接会えるのはとても光栄なことですし、私の留学の経験を共有できるいい機会になりました。

         沢山辛い事もありましたが、私のアメリカ留学までの道のりは楽しいことの方が多かったように思えます。確かに、夢を達成するのは簡単ではありませんが、諦めずに夢を追い続けてください。きっといつか夢が叶うと信じて!