英語を学ぶ
毎年、何万人もの留学生がアメリカにやってきます。その多くがカレッジや大学に入学することを目標として渡米しますが、アメリカの生活を体験しながら英語を学ぶために留学する人もいれば、母国でのキャリアアップのために英語に磨きをかけにくる人もいます。
英語プログラムなんて自分には必要ない、自分の英語力は十分だと思っている人もいるでしょう。しかし、英語プログラム、とくに集中英語プログラムを修了することを十分考慮すべきです。英語力を伸ばすことは、TOEFLやIELTSのスコアを上げ、大学やカレッジの選択肢を増やすことにつながります(入学に求められる英語力は学校によって異なります)。高い英語力を身につけていれば、授業にもよりついていきやすくなり、よりよい教育を受けることができるようになります。
アメリカの授業風景や高等教育システムは、日本とはかなり違います。クラスでは、討論に参加し、自分の意見を述べ、その根拠となる理由を提示してディベートをし、またプレゼンテーションやクラスメートとのグループプロジェクトを行うなど、積極的な参加を求められます。試験や小テスト、プロジェクトに加え、授業中の積極的な参加も成績評価の対象となります。英語力を向上させることは、大学で学ぶためのよい基盤となるでしょう。
アメリカには、私立の英語学校に加え、都心や地方などのあらゆるロケーション、大小規模、公私立といった様々な条件のカレッジや大学が存在しています。
留学生コメント
「4年制の大学に編入する場合、編入先の各大学によって短大(コミュニティーカレッジ)で取らなければならないクラスは違ってきます。」
英語プログラムの種類
カレッジ・大学付属の英語プログラム
アメリカの多くのカレッジや大学でフルタイムの集中英語プログラムが開講されています。学生ビザを取得するには、集中英語プログラムの授業を週18時間以上受講する必要がありますが、ほとんどの集中英語プログラムで、週20~25時間のコースを提供しています。通常、留学生は学期(セメスター、ターム、またはクォーター)の始まる時期にプログラムに入ります。
カレッジ・大学付属の英語プログラムの利点は、留学生もたいていキャンパスに住むことができ、図書館やレクリエーション・スポーツ施設などのカレッジ・大学の施設を使用できることです。寮やカフェテリアで出会った大学生と会話をして英語を練習することもできます。
学校によっては、上級レベルになると、英語プログラムのクラスに加え大学の正規クラスをいくつか取ることもできます。また、カレッジ・大学付属のプログラムなら、F-1ビザ(学生ビザ)の留学生でもキャンパス内で週20時間まで働くことが許されています。
集中英語プログラムは通常、大学の学位プログラムには属していないため、単位を取得できない可能性があることに注意してください。大学付属の集中英語プログラムに所属したとしても、必ずしもその大学に入学できるというわけではありません。自分の希望するプログラムの付属するカレッジや大学が条件付き入学を認めているか、その条件は何かを調べておきましょう。 一般に、公立の4年制大学やコミュニティーカレッジの英語プログラムの学費は、私立大学より低額です。
私立語学学校の英語プログラム
私立語学学校の英語プログラムの中にも、大学進学準備クラスを設けている所があります。その多くは大学のキャンパス内や近郊にありますが、ダウンタウンのビルやショッピングモールに学校を設置している所もあります(住居やホストファミリー斡旋をしてくれる私立語学学校は限られているので注意してください)。
学校によっては、上級レベルになると最寄りの大学やカレッジで1~2クラス受講することができます。また、旅行やアクティビティを楽しみながら英語を学ぶバケーションESLプログラムを提供している語学学校も多くあります。 私立語学学校の英語プログラムは、大学付属の英語プログラムに比べ、スケジュールに融通が利きやすく、通常数週間単位で新しいクラスが始まります。したがって、短期間のプログラムを希望する人にはとても便利です。
最適なプログラムの見つけ方
学校を選ぶ前に事前によく調べることが重要です。このコラムに記載されたチェックリストをよく読んでみましょう。「Study in the USA」誌上の学校リストから学校を選び、StudyUSA.comで詳しいプログラム内容を確認してください。同ウェブサイトには日本語で内容が記載された学校もあるうえ、直接学校に連絡することもできます。また、最寄りの留学相談センターに立ち寄って情報を集め、学校選びに役立てましょう。
あなたは今、エキサイティングで実りあるアドベンチャーに挑もうとしています。十分に時間をかけて最適な学校を選べば、有益で素晴らしい経験を得ることができるでしょう。
自分の英語力はどのレベル? 簡単な自己判断チェック
- テレビや映画、曲に出てくる英語はなんとか理解できるが、ネイティブスピーカーの会話になると簡単なものでも理解しにくい
- 句動詞やイディオムを理解したり、自然に使うことができない
- 発音やアクセントに自信がなく、集団の中で英語を話すことに緊張してしまう
- ボキャブラリーが足らず、自分の意見を述べたり討論をしたりするのが難しい
- TOEFLのスコアは十分だが、アメリカスタイルの授業で発言できるほど英語の経験がない
- 高度な表現を使った記事や文章を読むことができるが、基本的な英語でしか書くことができない
この内容は、the New England School of English (NESE)のディレクター、Martha Hall Ed.M.のご厚意により転載を許可していただいたものです。
認定および専門団体
認定団体から認定を受けている、または信頼できる集中英語機関に加盟している英語プログラムは、厳しい審査を受け、基準に見合った質を備えていることになります。学生ビザの書類を発行するためには、集中英語プログラムは認定機関から認定を受けていることが必要です。政府運営のプログラム、または大学やカレッジ付属のプログラムの場合、その付属先を通じて英語プログラムも認定されていることになりますが、英語プログラムが独自に認定校や加盟校になっていることもあり、その場合はさらに高く評価することができます。詳しくは、認定団体のウェブサイトで確認してください。
認定団体
The Commission on English Language Program Accreditation(CEA)
英語学校やプログラムを対象とした認定団体で、CEAから認定を受けるということはCEAの設定する基準に達していることを意味します。
www.cea-accredit.org
Accrediting Council for Continuing Education and Training(ACCET)
大学以外の生涯教育およびトレーニングプログラムを対象にする認定団体です。
www.accet.org
集中英語加盟団体
The Consortium of University and College Intensive English Programs(UCIEP)
厳しい査定や訪問調査による審査をパスしたプログラムのみが加盟できます。
www.uciep.org
The American Association of Intensive English Programs(AAIEP)
集中英語プログラムに対し基準を定めることを目的に設立された団体で、加盟校は高水準を維持していくことが求められます。
www.aaiep.org
英語学校の選び方
How Should I Choose a Program?
- 1. 大学進学向けのプログラムか、それとも気軽なバケーションプログラムか、どんな英語プログラムに参加したいかを考えてみましょう。
- 2. 留学にかかる学費や部屋代、食費、交際費、本代など、自分の予算を綿密に計算しましょう。
- 3. 都会、小都市、郊外、アメリカのどの地域など、どんなロケーションにある学校に通いたいかを考えます。
- 4. 講師陣が専門的な訓練を受けているか、英語インストラクターとして経験があるかを確認しましょう。
- 5. クラスの平均学生数を調べましょう。1クラス10~15人が理想とされています。
- 6. 住居の手続きまですべて行ってくれるのか、住居探しを手伝ってくれるだけなのかなど、どんな住環境を用意してくれるのか確認しましょう。
- 7. 留学生アドバイザー、大学やカレッジへの進学に対するサポート、オリエンテーション、健康保険、カウンセリングなど、どのようなサービスを受けられるのか調べます。
- 8. クラブ活動やスポーツチームなど、どんな課外活動があるか調べましょう。
- 9. 学校の規模を調べましょう。
- 10. 上級レベルの学生に大学のクラスの受講を認めているかを確認しましょう。
- 11. 認定校かどうかを調べましょう。大学のESLプログラムの多くは、大学を通じて認定されています。
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